出版・著作物研究・教員

経済学部教員による書籍をご紹介します。
2016年~

戦後社会保障の証言—厚生官僚120時間オーラルヒストリー

菅沼 隆(経済学部教授)
土田 武史(早稲田大学名誉教授)
岩永 理恵(日本女子大学准教授)
田中 聡一郎(関東学院大学講師)/編

有斐閣、2018年04月発行
5,600円+税

社会保障制度の成立と展開に関する重要なトピックについて、政策立案の舞台裏で活躍した厚生省の官僚にオーラルヒストリーの手法によるインタビューを行い、その証言を収録し、解説を加えた。官僚を中心とした意思決定過程や知られざる舞台裏を明らかにする。

イノベーションと内部非効率性—技術変化と企業行動の理論—

關 智一(経済学部准教授)
白桃書房、2017年11月発行
3,300円+税

イノベーションは、経済学的な視点と経営学的な視点からみることができる。著者は本書で、シュンペーターやクリステンセンらが立脚する経営学的視点でなく、経済学的な視点からその本質に迫る。すなわち、イノベーションの理解で不可欠とされる「企業家精神」について、「内部非効率性」という概念に着目し追究する。イノベーション研究に関する高度な研究書。

グローバル化のなかの労使関係:自動車産業の国際的再編への戦略

首藤 若菜(経済学部准教授)
ミネルヴァ書房、2017年2月発行
5,500円+税

国際的な労働規制の可能性を検証するこれまで一国内で機能してきた労使関係は、いかにして国境を超えていくのか。
2011年~2015年

市場の失敗との闘い—ケンブリッジの経済学の伝統に関する論文集

藤原 新(経済学部准教授)・池田 毅(経済学部教授)・黒木 龍三(経済学部教授)共訳書
M. C. マルクッツオ(平井俊顕・監訳)

日本経済評論社、2015年7月発行
4600円+税

ケインズ、カーン、J.ロビンソン、スラッファ—「ケンブリッジのケインジアン」として知られる集団に焦点を当て、彼らの生き方、知的協力、理論的な貢献を検討する。

現代アメリカ連邦税制 付加価値税なき国家の租税構造

関口 智(経済学部教授)著
東京大学出版会、2015年2月発行
6912円+税

アメリカが付加価値税を有しないのは、財政構造にどのような特徴を有しているからか。アメリカ財政の核心である税制の分析を通じて、アメリカ財政の特徴と、準備通貨国であるアメリカ経済の世界経済に占める位置を浮かび上がらせる。

徹底解剖国家戦略特区——私たちの暮らしはどうなる?

郭 洋春(経済学部教授)共著
コモンズ、2014年11月発行
1400円+税

アベノミクスの重要政策として、全国6か所が「国家戦略特区」に指定された。安倍首相の「日本を世界一企業の活動しやすい国にする」という戦略の柱だ。しかし、労働の規制緩和、外国企業の医療参入や投資拡大、農業への企業進出など暮らしに大きな影響が予想される。政府が描く構想と問題点を各分野の専門家がわかりやすく解説する。

中国市場と日中台ビジネスアライアンス

郭 洋春(経済学部教授)【共編著】
文眞堂、2014年10月発行
2400円+税

巨大化しつつある中国市場を攻略するためには新たな企業・経営戦略が必要だ。それが台湾企業を活用した日台ビジネスアライアンスである。日台ビジネスアライアンスとは、日台近接型パートナーシップによる分業・提携を通した中国市場での生産・販売だけではない。アジアに広がる様々な経済共同体の経済的基盤を準備するものでもある。

再生する都市空間と市民参画—日中韓の比較研究から

田島 夏与(経済学部准教授)
石坂 浩一(異文化コミュニケーション学部准教授)
松本 康(社会学部教授)
五十嵐 暁郎(名誉教授)【共編著】

CUON、2014年4月発行
2,700円+税

グローバリゼーション、民主化、環境公害問題、アートがもたらす変容……。都市空間を再編する様々な変数が混在する日本、中国、韓国の都市は、どのような変貌をとげ、どのような市民参加が進んでいるのか。その実像と課題を事例研究によって読み解き、都市問題を解決する糸口を探る。

多元的共生社会の構想

菅沼 隆(経済学部教授)
河東田 博(コミュニティ福祉学部教授)
河野 哲也(文学部教授)【編】

現代書館、2014年2月発行
2200円+税

障害、貧困、女性(妊婦)、子ども、高齢者、被災者という、社会的排除に遭いやすいカテゴリーの人々を社会の多様性の一部と捉え、インクルーシブな地域社会=「多元的共生社会」の構想を論述。

経済系のための情報活用1 Office2013対応

菊池 進(経済学部教授)
岩崎 俊夫(経済学部教授)共編著
藤原 新(経済学部准教授)共著
小澤 康裕(経済学部准教授)共著
櫻本 健(元経済学部助教)共著

実教出版、2013年12月発行
1680円+税

経済データを使った具体的な課題に取り組む中で、Word、Excel、PowerPointの活用能力を身につけていくとのできるテキストです。経済、経営系の学部・学科などにおいて、はじめて経済学、統計学を学習する学生を念頭においてまとめました。実際の経済データをExcelで加工して表やグラフを作成し、Wordで論文を作成、PowerPointでプレゼンテーション資料を作成する力を身につけることを目標にしています。

自律的組織の管理会計—原価企画の進化

諸藤 裕美(経済学部教授)著
中央経済社、2013年6月発行
6048円+税

トヨタの事例を中心に、自律的組織としての要件を満たしながら原価企画がいかに進化していったかのプロセスを丹念に検証。自律的組織のための管理会計について考察する。

TPP すぐそこに迫る亡国の罠

郭 洋春(経済学部教授)著
三交社、2013年6月発行
1575円+税

TPP加盟によって起こる計り知れない日本への影響を、具体的に丁寧に、分かりやすく、そして克明に述べる。これまでのTPP本にはなかった、TPPの知られざる内実を解き明かす!!

Living on the Boundaries: Urban Marginality in National and International Contexts

田島 夏与(経済学部准教授)分担執筆
Carol Camp Yeakey (編)

Emerald Group Publishing Limited、2012年5月

米国及び世界で拡大する都市社会の「辺縁」に生きる人々の生活や教育機会の確保等についての諸問題を、社会学、経済学、政治学、教育学等の分野における各国の都市研究者が論じる。田島は第21章"Voting with their Feet?: Satisfaction and Preferences of Quality of Life in Forty Districts in Tokyo, Japan" (pp. 535 - 562)を執筆。(Advances in Education in Diverse Communities: Research, Policy and Praxis, Volume 8)

アメリカ政治経済論

山縣 宏之(経済学部准教授)共著
藤木 剛康編著

ミネルヴァ書房、2012年3月

世界金融危機と国際秩序の多極化、オバマ政権の登場と政権運営を主眼に、冷戦後の歴史的な展開も踏まえて、アメリカの政治・経済・外交をわかりやすく解説。現代の世界秩序において中心的な地位を占め、各国に多大な影響を及ぼしているアメリカ政治経済に関する体系的な知識をつけ、問題を発見して独力で資料を収集・分析し、議論ができるようになるテキスト。山縣は「第3章産業構造の変化-サービス経済化とイノベーションシステムへの道-」を執筆。

国家の退場—グローバル経済の新しい主役たち(岩波人文書セレクション)

スーザン・ストレンジ(櫻井 公人訳)
岩波書店、2011年11月

今日、国家の制御できる範囲を超えたリスク状況が広がっている。グローバル金融危機はその典型だ。国民国家とその政府が自由化と規制緩和を進め、国境を開放することによってグローバル化が展開したのだから当然である。この間、ヘッジファンド、格付会社、巨大会計事務所、マフィアからテロ組織まで、新しい権威が国家に代わって影響力を及ぼす領域を拡大してきた。だが、帝国的なアメリカの退場が多極的な協調と均衡の世界を導くわけではない。果たして今日、国家による制御力の回復は可能なのか。「カジノ資本主義」とマネーの暴走(「マッド・マネー」)を警告し続けた著者が、グローバル政治経済学の構築をめざした野心的な試みが本書である。

現代アジア経済論

郭 洋春著
法律文化社

今や、日米欧に代わって世界経済をリードしつつあるアジア経済の実像を、政治・社会的分野からのアプローチも含め、多角的に論述している。アジア経済の専門家はもちろん、初学者にも分かるように平易な文体で記している。参考文献では、サマリーも記述しながら、さらなるアジア経済研究の手助けになるような文献を紹介している。

植民地台湾の経済と社会

老川 慶喜(経済学部教授)・須永 徳武(経済学部教授)・谷ヶ城 秀吉(経済学部助教)・立教大学経済学部共編著
日本経済評論社、2011年9月

2010年12月に開催された立教大学経済学部・国立台北大学人文学院共催国際シンポジウム『植民地台湾の経済発展と市場の生成』における報告原稿をベースに構成。日本によってさまざまな制約を受けた植民地台湾の経済発展を社会資本の整備や制度移入、企業活動の側面から歴史具体的に解明し、植民地経済の多様性を実証。
2006年~2010年

検証・金融危機と世界経済—危機後の課題と展望

櫻井 公人(経済学部教授)共著
馬田 啓一、木村 福成、田中 素香編

勁草書房、2010年7月

サブプライムローン問題に端を発した米国発の世界金融・経済危機の現状と課題、今後の展望について第一線の研究者が考察を試みる。今回の世界金融危機は、実体経済の悪化を引き起こし先行きは依然不透明である。また危機の発生以来、各国で保護主義の動きが拡がっている。いかにすればこの未曾有の金融・経済危機を克服できるのか。本書は、世界金融危機の構図と今後の対応、実体経済への影響と保護主義に焦点を当て、危機の現状と課題、今後の展望について考察する。

資料セレクション日本の社会保障(全5巻)

菅沼 隆(経済学部教授)監修、
日本図書センター 2010年5月刊

『ワンデル勧告』『社会保障制度審議会25年勧告』など、被占領期から1960年代おける日本の社会保障の形成期の最も重要な文書を初めて完全な形で集成・復刻した。
『日本社会保障基本文献集(全30巻)』の続編。

現代世界経済をとらえるver.5

櫻井 公人(経済学部教授)共編著
石田 修、板木 雅彦、櫻井 公人、中本 悟編

東洋経済新報社、2010年4月

金融の肥大化とその破綻、拡がる格差、新興国経済への期待…。富を生み、豊かさを広げていくはずだったグローバリゼーション。その光と影を学ぶ。世界貿易、国際投資、国際金融と国際収支、国際通貨体制、貧困問題、各国経済論といった世界経済論で学ぶ伝統的項目に加え、グローバリゼーションのとらえ方、環境問題、資源・食料問題、人の移動問題などホットなテーマが付け加えられた信頼のロングセラーテキスト、最新改訂第5版。

現代マルクス主義のフロンティア

櫻井 公人(経済学部教授)共訳書
ロナルド・マンク(櫻井 公人、高嶋 正晴、藤田 悟訳)

萌(きざす)書房、2010年3月

マルクス抜きの未来などありえない!デリダ晩年のこの有名な示唆を踏まえ、ポストモダン・マルクス主義の視座から、環境・フェミニズム・労働・国民国家など、きわめて今日的問題群に対し、マルクスおよびマルクス主義が、21世紀において何をなしうるかを丹念に検討した浩瀚な書。
第1章 迷宮を超えて—マルクス主義の軌跡/第2章 赤と緑—マルクス主義と自然/第3章 ソヴィエト・プラス・電化—マルクス主義と開発/第4章墓掘人有限会社—マルクス主義と労働者/第5章 不幸な結婚—マルクス主義と女性/第6章 上部構造の復讐—マルクス主義と文化/第7章困難な対話—マルクス主義と民族/第8章  大洪水の後に—ポスト(モダン)マルクス主義

1冊でわかる 新版 グローバリゼーション

櫻井 公人(経済学部教授)共訳書
マンフレッド・スティーガー(櫻井 公人、櫻井 純理、高嶋 正晴訳)

岩波書店、2010年3月

グローバリゼーションとは何なのか?社会のさまざまな場面に浸透していながら、いまだにその概念は千差万別で不明瞭なままである.本書は社会全体を包み込むプロセスとしてグローバリゼーションを捉える一方で、経済、政治、文化、イデオロギー各分野の状況を多次元的に整理し、肯定論・否定論をまじえて将来を展望する。
経済や政治にとどまらず、文化、環境、イデオロギーをも含む多元的な社会的変容過程としてグローバリゼーションを捉えてコンパクトに解説した定評ある入門書。新たな学問領域であるグローバル・スタディーズの知見をもりこみ、近年ますます深刻化するテロリズムや環境問題、世界政治の新展開に即応させてアップデートした改訂新版。

参加と連帯のセーフティネット

菅沼 隆(経済学部教授)執筆、埋橋 孝文・連合総合生活開発研究所編
ミネルヴァ書房

参加保障・社会連帯型社会政策の実現に向けて中長期的な視点から新たなソーシャルセーフティネットのあり方を検討した、第一線の研究者らによる共同研究の成果。
菅沼教授は第3章「参加保障型社会保険の提案」、第4章「参加保障型雇用保険の構想」を執筆。

ハイテク産業都市シアトルの軌跡

山縣 宏之(経済学部准教授)著
ミネルヴァ書房 2010年2月28日

アメリカでも注目される、産業構造転換に成功し続けてきた都市・シアトル。
航空宇宙産業からソフトウェア産業まで基盤を広げ、複合ハイテク産業都市へと発展を続けてきた。その経緯を、現地調査で収集した資料やデータ、企業へのインタビューをもとに分析する。ボーイング、マイクロソフト、アマゾン-都市産業構造が変容するプロセスとダイナミズムを、変化を生み出す原動力であるシアトルを代表する各企業を軸に据えて論じていく。

開発経済学 平和のための経済学

郭 洋春著
法律文化社、2010年2月20日

開発経済学の生成から今日までの変遷過程を、その時代の世界経済の動きとの関連から解説。開発経済学の再生としての平和経済学を提唱。

大転換期を読み解く 情報世界地図

櫻井 公人(経済学部教授)共著
小学館クリエイティブ、2009年4月

マップマガジンシリーズ第1弾
主役は誰か!
2013年!?の「世界不況」脱出後、世界はこうなる!
図解ニュース+情報世界地図帳+キーワード事典350項目=三つの切り口で、世界の動きが一目でわかる!

租税の財政社会学

池上 岳彦(経済学部教授)共編著
税務経理協会、2009年2月

本書は、歴史的転換期とともに改革される租税制度を財政社会学的アプローチから分析しようとしている。もっとも、財政社会学的アプローチといっても、確立された方法論が存在しているわけではない。それだからこそ相互に仮説を検証する共同研究が不可欠となる(はしがきより)。

スーザン・ストレンジ著『マッド・マネー—カジノ資本主義の現段階』

櫻井 公人(経済学部教授)共訳著
岩波現代文庫、2009年1月

多額の資金が瞬時に世界金融市場を駆け巡り、人々の所得、貯蓄、職も翻弄されている。カジノ化した市場は、今や「マッド」の金融市場と化した。いま直面する世界金融危機の背景をどう認識するか。現状打開の鍵とは何か。
櫻井純理,髙嶋正晴との共訳著

『世界金融危機』岩波ブックレットNo.740

アンドリュー・デウィット(経済学部教授)共著
岩波書店、2008年10月

サブプライムローンの破綻から、原油高や食料難が拍車をかけて進む世界的規模の金融危機—。いま、何が起きているのか。そして、どうすれば食い止められるのか。深刻な世界同時不況と言われる現在の状況を、「反ブッシュイズム1~3」で組んだ金子勝とアンドリュー・デウィットが詳細に解説する。

ジル・ドスタレール著『ケインズの闘い-哲学・政治・経済学・芸術』

池田 毅(経済学部准教授)共訳著
藤原書店、2008年9月

ケインズの生きた全体像に迫った包括的評伝。単なる業績の羅列ではなく、同時代の哲学・政治・経済学・芸術の文脈のなかで、支配的潮流といかに格闘したかを描く。ネオリベラリズムが席巻する今、「リベラリズム」の真のあり方を追求したケインズの意味を問う。池田は第6章「労働-失業との闘い」を担当。鍋島直樹・小峯敦(監訳)

G・W・ブッシュ政権の経済政策

山縣 宏之(経済学部准教授)分担著
ミネルヴァ書房、2008年8月

単独主義外交、新保守主義(ネオコン)、オーナーシップ社会、ベアスターンズ、リーマンブラザーズや住宅金融公社の破綻などサブプライムショックに端を発する金融危機・・・。アメリカの政治経済システムに大きな「遺産」を残したブッシュ政権の経済政策を包括的に分析し、2008年大統領選挙、さらには新政権発足に向けた政策論争を展望する。山縣は第2章「産業政策-地域産業政策からの把握-」を担当。河音琢郎・藤木剛康編著。

講義 仕事と人生

井上 雅雄(経済学部教授)・菅沼 隆(経済学部教授)・前浦 穂高(経済学部助教)・立教大学キャリアセンター編
新曜社、2008年5月

立教大学での一年間にわたるキャリア教育講義をふまえ、即席の就職ノウハウではなく、大学ならではの最新研究成果をもとに雇用と仕事の実態及びその問題点を解明した、就職を深く考えるための基本書。

日本社会保障基本文献集(第Ⅲ期 10巻刊行)

菅沼 隆(経済学部教授)監修
日本図書センター、第I期(2006年7月)、第II期(2007年1月)、第III期(2008年1月)

本シリーズは、日本における社会保障制度の成立期を概観するために、1930年代から60年までの関連する諸分野の重要文献を集成・復刻したものである。第Ⅰ期は、戦時体制における社会保険(全10巻)。第Ⅱ期は、被占領期の社会保障構想(全10巻)。今回の第Ⅲ期は、国民皆保険・皆年金体制の形成(全10巻)に関する文献を集成。

国際経済関係の焦点—揺れる覇権と通貨—

飯島 寛之(経済学部助教)分担著
同文館出版、2007年11月

“グローバリゼーション”と“国際通貨”との関連を多面的に分析し、覇権の論理に再考を迫る。飯島は第6章「基軸通貨国アメリカの為替政策」を担当。新岡智・上川孝夫編著。