2020/02/19 (WED)
経済学部遠山ゼミの学生が商工総合研究所「中小企業懸賞論文」の2部門で受賞
OBJECTIVE.
経済学部遠山恭司ゼミナールの学生が、第33回「中小企業懸賞論文」の「金融部門」で本賞(最高賞)、「産業部門」で準賞を受賞しました。
受賞チームには、それぞれ賞状と賞金30万円・15万円が贈呈されました。応募数は、産業部門が36編、金融部門が22編でした。例年、2月末に商工組合中央金庫本店(東京・八重洲)で実施されている授賞式は、諸般の事情により中止となりました。
なお、本賞を受賞した論文は、商工総合研究所の機関誌『商工金融』3月号(第70巻第3号)に掲載されます。
なお、本賞を受賞した論文は、商工総合研究所の機関誌『商工金融』3月号(第70巻第3号)に掲載されます。
「金融部門」テーマ:金融機関によるスタートアップ企業支援
論文タイトル:信用金庫・信用組合による創業支援 —スモール型スタートアップ産出サイクルの実現—
- 海老沼浩平さん(経済学科3年次)
- 楠 春菜さん(会計ファイナンス学科3年次)
- 宮島彩花さん(経済学科3年次)
- 上田 瞬さん(経済学科2年次)
- 中沢泰紀さん(経済政策学科2年次)
海老沼浩平さんの受賞コメント
昨年の先輩方の偉業に続き、わたしたちも本賞を頂くことができ、大変光栄に思います。調査訪問先の信用金庫・信用組合および企業の方々、遠山先生とゼミのみなさん、インターゼミでコメントいただいた慶應義塾大学・岩手県立大学の先生・ゼミ生の方々に心から感謝しています。今回のテーマは先行研究も二次情報も少なく、対象の定義が未確立だったり、創業プロセスのどこに着眼すればいいのか議論が二転三転し、スジの良い仮説設定と検証・論理展開に苦しみました。しかし、チームのメンバーが当事者意識を最大限に発揮し不断の努力を続け、その上でメンバーそれぞれの「知」を結集させ独自の主張を展開したことが、本賞という結果につながったと考えております。
この経験を糧に、遠山ゼミナールの目的である「クリエイティブな人材に育つ」をさらに高いレベルで体現できるよう、邁進していく所存です。
この経験を糧に、遠山ゼミナールの目的である「クリエイティブな人材に育つ」をさらに高いレベルで体現できるよう、邁進していく所存です。
「産業部門」テーマ:インバウンド需要の拡大と中小企業の発展戦略
論文タイトル:日本ならではの経験価値の創出を実現する「事業者連携促進プラットフォーム」の提案 —蔵元の発展に向けて—
- 北澤優美さん(経済政策学科2年次)
- 小長谷妃礼さん(経済学科2年次)
- 小林里佳さん(経済学科2年次)
- 山崎裕太さん(会計ファイナンス学科2年次)
北澤優美さんの受賞コメント
この度、2年だけのわたしたちのチームが準賞に入選し、大きな驚きとうれしさでいっぱいです。ゼミや図書館での論文作成の過程では気づけなかった複雑で奥深い現実がヒアリング調査の現場から明らかになり、一次情報の重要性を実感しました。初めての事ばかりで何度も困難にぶつかりましたが、チームの仲間とともにより良い論文を目指して高い目標に向き合い続けた結果だと思います。
遠山先生と4年の先輩のご指導をはじめ、ヒアリング調査に応じてくださった企業のみなさまに感謝申し上げます。この経験を活かし、今後もこれまで以上に何事にも全力で取り組み、成長していきたいです。
遠山先生と4年の先輩のご指導をはじめ、ヒアリング調査に応じてくださった企業のみなさまに感謝申し上げます。この経験を活かし、今後もこれまで以上に何事にも全力で取り組み、成長していきたいです。
中小企業懸賞論文は、商工中金が設立した一般財団法人商工総合研究所によって中小企業の調査研究に対する助成事業の一環として1987年から行われており、今回が33回目となります。学生・実務家など幅広い層から中小企業の産業・金融に関する論文について、毎年テーマを定めて募集しています。