2022/02/15 (TUE)

経済学部遠山恭司ゼミナールの学生が2021年度(第35回)「中小企業懸賞論文」の産業部門で「本賞(最高賞)」、金融部門で「本賞」および「準賞」を受賞しました。

OBJECTIVE.

経済学部遠山恭司ゼミナールの学生が、2021年度(第35回)「中小企業懸賞論文」の産業部門で「本賞(最高賞)」、金融部門で「本賞」・「準賞」を受賞しました。今回は、従来の2・3年生混成チームに加えて、はじめて4年生が卒業論文として執筆、応募しました。
応募数は産業部門が25編、金融部門が21編でした。「本賞」を受賞した個人・チームには賞状と賞金が30万円、「準賞」を受賞したチームには賞状と15万円が贈呈されます。
なお、本賞を受賞した論文2本は、商工総合研究所の機関誌『商工金融』3月号(第72巻第3号)に掲載されます。

金融部門テーマ:緊急事態における金融機関の中小企業支援 「本賞」受賞

論文タイトル:地域金融機関による連携型支援の提案−M&Aを活用した事業再生支援に着目して−
髙木一矢さん(経済学科4年次)のコメント
昨年に引き続き、金融部門で本賞を頂くことができ、大変光栄に思います。私たち遠山ゼミナールでは毎年2・3年生がチームを作り論文活動に取り組んでいます。4年生が取り組むのは前例がないことですが、前例がないなら作ればいい、ゼミ幹部としてゼミに挑戦する風土を作りたい、という思いから参加を決意しました。
着目した事業再生というテーマは難解な上、コロナ禍に焦点を当てたため2次情報も少なく、問題の構造化に苦労しました。しかし、事業再生に携わる専門家や金融機関の方々、詳しい先輩方などに何度もお時間を頂きお話を伺うことで、至らない知識や思考の角度を補って頂きました。論理展開に躓いた時は遠山先生や4年同期にアドバイスを頂きました。このように多くの方々のサポートに恵まれたことが、今回の本賞という結果に繋がったと考えております。お忙しい中ご協力してくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
今後は今回の経験を活かし、「可能性を追求する」社会人を目指して邁進していく所存です。

産業部門テーマ:IT分野における中小企業の活躍 「本賞」受賞

論文タイトル:中小金型製造業の発展を目指して−データ化した暗黙知を活用した『次世代金型エンジニアリングチェーン』の提案−

廣瀬竜馬さん(経済学科3年次)
塩野七海さん(経済学科3年次)
相田快晴さん(会計ファイナンス学科2年次)
小西修平さん(経済学科2年次)
中岡琴子さん(経済学科2年次)
廣瀬竜馬さんのコメント
歴代の先輩方に続き、産業部門で「本賞」を受賞でき大変嬉しく思います。
論文執筆にあたり、課題の本質を捉えきれず四苦八苦しましたが、遠山先生や先輩方のご指導を活かし、チームとして個々の力を掛け合わせ、粘り強く試行錯誤を重ねたことで、私達なりの中小金型製造業におけるIT利活用案を提案することができました。訪問調査に快く応じて下さった企業の方々、インターゼミで指導して下さった慶應義塾大学・岩手県立大学の先生・ゼミ生の方々にも心より感謝申し上げます。
この経験を糧に、更なる成長を目指して日々精進していきたいと思います。

金融部門テーマ:緊急事態における金融機関の中小企業支援 「準賞」受賞

論文タイトル:信用金庫主導型総合支援体制の確立−緊急事態における地域重要中小企業に着目して−

奧冨壮一郎さん(会計ファイナンス学科3年次)
徳田美月さん(経済学科3年次)
和田望花さん(経済政策学科2年次)
奧冨壮一郎さんのコメント
昨年に引き続き、金融部門で受賞することができ、大変うれしく思います。
論文を執筆するうえで、有事における中小企業と信用金庫の課題を探索・特定し、金融の専門家にも認めてもらえるような解決策を見出す必要があり、研究がなかなか進展しない場面もありました。しかし、遠山先生や先輩方のご指導、そしてチーム内での決して妥協しない熱い議論によって、課題の本質と業界の在り方を正面から捉えた論文を完成させることができました。
お忙しい中、ご協力いただいた金融機関・企業の方々に心から感謝申し上げます。今回の経験を活かし、物事の本質を見極められるように邁進していく所存です。

中小企業懸賞論文は、商工中金が設立した一般財団法人商工総合研究所によって中小企業の調査研究に対する助成事業の一環として1987年から行われており、今回が35回目となります。学生・実務家など幅広い層から産業・金融に関する論文について、毎年テーマを定めて募集しています。

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